こま編み2つ分の高さになる編み目です。
長編みですがこま編みのような編み目で、よりふっくらとした感じに仕上がります。
中長編みの編み方
記号と編み図
Tの記号が長編みと覚えておくといいかもしれません。
+表記のこま編みもあるので、間違えないように注意が必要です。
編み図ではこんな風に表記されます。
(くさり編みが大きくなりました(笑))
立ち上がりも1目として数える場合は、拾うつくり目が一つズレます。
編み方
中長編みはこま編みの二つ分の高さがあるので、立ち上がりも2目、くさり編みを作ります。
そのため、かぎ針で拾うつくり目は端から3目め。
ここでは裏山ではなく、くさり編みの半目を拾っています。
(裏山を拾うときは、拾う目の裏にある山をかぎ針ですくいます。)
拾う目にかぎ針を入れる。
かぎ針の先に糸を引っかける
引っかけた分の糸だけ引きだす。
もう一度、かぎ針の先に糸をかける
最後は、かぎ針に掛かっているすべての糸を一気に引き抜きます。
これで中長編みの編み目が1目編めました。
これを、好きなだけ繰り返します。
おさらい
かぎ針に糸を引っかける。
(糸の下に針をくぐらせて糸を引っかけます。)
糸を最初に引っかけてから拾う目にかぎ針を入れなければ、中長編みにはなりません。
(上の写真では糸をかけ忘れています(笑))
はい、気を取り直して、じゃなくて糸をかけ直して、、
かぎ針の先に糸を引っかけます。
引っかけた分の糸だけ引き出します。
(これでかぎ針には3つの糸が掛かっている状態になっているはずです。)
もう一度、かぎ針の先に糸を引っかけます。
かぎ針に掛かっている3つの糸を一気に引き抜きます。
繰り返していると、中長編みが出来ました。
立ち上がりは1目に数える
中長編みはこま編み2つ分の高さがあるので、立ち上がりも2目くさり編みを編みます。
長編みの類では、立ち上がりも1目と数えます。
そのため、本来なら立ち上がりのくさり編みを編んだら、次にかぎ針を入れるのは根本ではなく隣の目なのです。
が、、、
立ち上がりを目数に含んでしまうと、端にどうしても穴が出来てしまうので、ここではしれっと根本に入れて解説してみました。
大きな作品を編む場合は穴も気にならないかと思いますが、小さな作品はどうしても目立ってしまうので気になるポイントではございますネ。。
立ち上がりを拾う際は、立ち上がりの一番上の目(中長編みでは2目め)を拾います。
きれいに編むコツ
糸を引き出して高さを出しているので、引き抜く糸の加減が編むたびに違ってしまうと編み目の大きさも統一されず、見た目が悪くなってしまいます。
最初に引き出す糸は、
”くさり編み2目分の高さになるように引き上げる”
といったことを意識しながら編むと、高さが揃わないといった事態を回避することが出来ます。