今回は、かぎ針編みでキレイな円形を編むための法則です。
円形といえば、1段ごとに少しずつ増やし目をしていくことで丸っこくなるのですが、増やし目の場所を変えるだけで円形の形も変えることが出来ます。
- 丸にしたいのに六角形の円形になってしまう
- 法則がイマイチ分かりかねる
という方向け。
是非ご参考下さいませ。
円形の基本的な編み方
輪に6目編み入れた場合。
- 輪に細編みを6目編み入れる
- 細編みを2目ずつ増やし目をする(計12目になる)
- ここからは1段ごとに6目ずつ増やし目をする
1細編み・1増やし目 ×6
2細編み・1増やし目 ×6
3細編み・1増やし目 ×6
: - 同じ要領で好きな大きさまで増やしていきます。
輪からの編み方はこちらもご参考ください。
こんな感じ(笑)
全力手書きですみません。
少しずつ目数をふやすことで円形が編みあがっていきます。
ただ、同じところに増やし目がくると、増やし目のところだけが膨らんでしまい6角形のような形に。
この現象を解消するために、
増やし目の位置をびみょうにずらして編んでいきます。
キレイな円形の編み方
増やし目をずらす
画像に編み図記号を入れ込んでみました。
×…細編み
v…増やし目(細編み)
楕円形…立ち上がり
最初の作り目から3段目までは同じ要領です。
2段目は6目全て増やし目、
3段目は1目おきに増やし目。
基本的な増やし目なら、次は2目細編みを編んで増やし目ですが、
4段目は、最初の1目に増やし目をもってきます。
段の編みはじめが変わっただけで、
増やす目の数は変わりません。
5段目は、3目細編みを編んで増やし目をします。
6段目は、4段目と同じように編みはじめを最初の方に持ってきます。
ここで注意なのは、
4段目より増やし目の場所をさらに1目ずらして編んでいきます。
7段目は普通。
なんとなくお分かり頂けたでしょうか?
私の説明が下手なせいで難しそうに見えるかもしれませんが、1段おきに増やし目の場所をびみょうに変えていく。ということしかやっていません。
奇数の段では細編み×から始まり、
偶数の段では増やし目vから始まる、、という感じでしょうか。
vから初めても、『段を重ねるごとに細編みが一つずつ前にくる』ということが解っていれば、そう難しくもないかと思います。
円形くらべ
単純な増やし目と、増やし目の位置をずらした場合を編み比べてみました。
増やし目をずらして編むだけで、形に違いが出ているのが分かります。
ランダムじゃダメなの?
増やし目の位置を変えるだけなので、適当にランダムで変えていっても良いのでは?と思うかもしれません。
もじゃもじゃな毛糸なら増やし目の位置が不規則でも目立たないかもしれませんが、編み目が出やすい糸で編むときは、規則正しく編んでいった方が見た目がキレイに仕上がります。
まとめ
今回は、増やし目の位置を変えることで円形の形をキレイな丸型にしました。
コースターなどは六角形になっても可愛いですが、編み方の違いを理解することで円形を編み分けることが出来るようになると思います。
形の整った丸型にしたい場合には是非トライしてみてくださいね。